マンゴーの栽培風景

マンゴーの栽培風景

繁殖は種子によってもできますが、母樹の形質を完全に引き継ぐためには、 他の果樹のように実生苗は不適当です。 接木、または取り木による方法で、母樹の形質を完全に受け継ぎ、結果樹齢を 短くすることが大切です。ですから、毎年変わらない最高級のマンゴーが代々 引き継がれていくのですね。マンゴーを種から育てた場合、通常花が咲き、 実になるまで最低6年〜8年かかるといわれています。
現在、当契約農家さんでは、アーウィン(アップルマンゴー)は接木により 苗を作ります。
前年度に開花、結実した木から穂を取り、台木に接ぐことに より苗を作ります。

3月初旬の大城果樹園の風景





マンゴーの花

3月の初旬から花が咲きはじめます。花の状態を 見れば今年の出来上がりが予測できるそうです。3月中旬には、満開を 迎えます。花は総状花序で花序の長さは20〜50cm、 小花数が多数あります。小花は完全花、雌花、雄花が混ざっています。 花弁は黄白色、花は独特の香気を持ち、あまり 良い香りとは言えません。甘い蜜を出す虫媒花なので、虫が好む香りを 出しているのですね。

3月末〜4月初旬の大城果樹園の風景

マンゴーの花&マンゴーの実

3月末花が満開になる頃、受粉昆虫(ハチ、ハエ等)により受粉が行われ ます。受粉されると、米粒大の着果果実が確認できます。マンゴーは一般に 高温を好み、寒さを嫌います。年中高温であることが望ましい条件です。 生育の最適温度は24〜27℃です。開花時期の温度管理は25℃前後に 保たれます。温度が低いと花穂や幼木が寒害を受け結実に著しく 影響を受けます。この時期の温度管理がとても重要となります。 実はたくさんの枝にパチンコ玉くらいの小さな実がいっぱい つきますが、一つの枝に1.5個、つまり枝2つで3個の実だけをのこして 他の実はすべてとって処分してしまいます。 そうすることによって、木の栄養成分を少数のマンゴーに集中させることが でき、糖度の高いコクのある美味しいマンゴーができるのだそうです。

5月頃の大城果樹園の風景
マンゴーの実

5月頃、実が段々と大きくなります。開花期に降雨・露があると、その水滴が花穂や幼果上に残り、タンソ病等の病気の原因 になるので、乾燥が必要になります。果実の肥大期には幾分 水分があった方が、果実が良く育ちます。沖縄県では、開花最盛期に前線が停滞し、雨の多い時期となり、例年細かい雨が降り続く こと、マンゴーの開花と降雨の時期が一致しているので、沖縄県における マンゴー栽培では、独特のビニール屋根掛け栽培で行われています。 マンゴーの栽培には乾燥や適度な水やり等の細やかな配慮が重要です。 マンゴーの果実が大きくなる前に紐で実を吊り上げます。 吊り上げることによって自身の重みで地面に落下しない よう防止します。吊り上げた後も果実と果実が接触しない様、度々吊り直し が行われます。大城さんの細やかな手間と愛情のお陰ですくすく育ったマンゴーはとっても美味しい絶品マンゴーになるんです。

6月頃の大城果樹園の風景
マンゴーの実の袋かけ

6月に入ると成長した1つ1つに袋かけを行います。 日焼け防止と、傷がつかないようにするためです。この状態で果実が完熟するまでじっと待ちます。 この時期の温度管理も重要です。ハウス内が暑くなりすぎないよう適宜な 通気を行ったり、湿度管理もします。 収穫期間近になると、水をあまり与えないで、樹をいじめるのだそうです。 樹の生育環境を厳しくすることで、逆境を乗り越えようと樹が頑張り たくさんの栄養成分をマンゴーの果実に与えるそうです。そのために糖度が 高くてコクのある美味しくなるそうです。 いじめるというよりは、愛のムチですね。ちなみに、水が少なすぎると樹が 枯れてしまいますので、その水やり加減がとても重要だそうです。

7月頃の大城果樹園の風景
完熟マンゴーの果実

7月上旬いよいよ、収穫となります。交配後、実がなってから120日間 は樹の上で育てないと本当に美味しいマンゴーはできないそうです。 冬にボイラーをたき続け収穫時期を早くすることは可能ですが、人口的に 作り上げた環境では、本当に美味しいマンゴーはできません。時間はかかり ますが、(ボイラーを使わず)手間をかけた大城さんのマンゴーは コクのある糖度と酸味のバランスが良い、美味しい絶品マンゴーに仕上がり ました。

完熟マンゴー
沖縄の太陽と大城さんの愛情をたっぷり受けた最高級の「完熟マンゴー」になりました♪
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